第61回三重県透析研究会学術集会

ご挨拶▷ ページを更新する

第61回三重県透析研究会学術集会を2025年2月9日に三重県立総合文化センターで開催させて頂くこととなりました。昨年は5年ぶりに現地開催が実現し大変盛況に終わりました。発表者の目の前で議論が行えることのありがたさや、久しぶりにお顔を拝見させて頂く先生方やスタッフの方もおられ個人としても大変うれしく思いました。また研究会としても「透析治療の中のエコーの役割」というテーマが掲げられており、VAに関連する講演が中心になっていました。これは今までにはない取り組みだったと思います。今年もそれを踏襲しテーマを掲げることとしました。

2017年から透析導入数増加の鈍化を認め、さらに2020年から透析患者数の増加が横ばいに転じています。ますます透析患者の高齢化が進み、導入時の平均年齢は71歳を超えています。そこで今年は「高齢者に対する腎代替療法」をテーマに特別講演、教育講演を依頼することとしました。特別講演には川島病院の岡田一義先生を、教育講演には横浜第一病院の笹川成先生をお迎えすることとなりました。岡田先生は大変ご高名ですのでご存知の方も多いと思いますが、高齢者の腎不全、腎代替療法選択に関する多くの論文を執筆されており、日本高齢者腎不全研究会の代表世話人であられます。高齢者末期腎不全患者における療法選択を中心として幅広くお話して頂けると伺っています。医師はもちろんですが、特に看護師さんが関わることが多い分野だと思いますので是非とも現地で生の講演を聴きに来て頂ければと思います。笹川先生はVA専門医として日々多くの患者さんの診療をされていますが、今回は長期留置カテーテルについてご講演をお願いしました。今年度の日本透析医学会学術集会・総会で笹川先生のご講演を拝聴させて頂き、大変感銘を受けました。講演があっという間に終わってしまったと感じられるくらい聞き入ってしまいました。是非この講演を三重県のみなさんにも聞いて頂きたいと熱望したところ本研究会でのご講演を快諾頂きました。聞かなきゃ損だと自信を持って言える講演ですのでお見逃しのないようによろしくお願いします。

講演の話をしましたが、やはり本研究会の中核をなすのは皆さんの貴重なご発表だと考えています。地域の研究会ですので、最先端の知見や難しい内容である必要はありません。日々の診療、治療、ケアで少しでも工夫していることなどをお互いに報告しあうだけでもいいと思います。多くのご施設からの演題を心待ちにしております。お互いに刺激しあって地域の医療の質を向上させていきましょう。

不慣れな点もあるかと思いますが研究会の成功に向けて鋭意努力致しますので、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

当番幹事 三宅 真人

四日市羽津医療センター 腎臓内科

事務局

第61回三重県透析研究会学術集会事務局
〒514-8507
三重県津市江戸橋2-174
三重大学医学部附属病院
血液浄化療法部内
TEL : 059-231-5403
FAX : 059-231-5569
E-mail :
renal@med.mie-u.ac.jp

© 第61回三重県透析研究会学術集会
Produced by Secand Co Ltd

arrow_upward

トップ